クラブスタイルにするためのシートの選び方 高いシートを安く買うには?
クラブスタイルに似合うシートおすすめ3選
この記事でわかること
- クラブスタイルでシートにこだわる機能的な理由
- ダイナ系に定番のクラブスタイルシート3種類を解説
- 形状・素材・価格帯を一覧で比較
- シート交換で失敗しないための注意点
ダイナ系をクラブスタイルに仕上げるとき、シートは「最後に決まるパーツ」になりがちです。でも実際には、シートひとつでスタイルの完成度が大きく変わります。
僕のFXDBも、純正のタンデムシートのままだった頃は正直クラブスタイル感は弱かったです。
キックフリップシートに換えたあと、ようやくシルエットがクラブスタイルっぽくなっただけではありませんでした。乗り心地やハンドルの操作性も変わりシート1つで「こんなにも変わるんだ!」と思ったのを覚えています。
この記事では、クラブスタイルによく使われているシートを紹介します。
シートで何が変わる?純正と何が違うのか
純正シートは「タンデム(2人乗り)」「ツーリング快適性」が設計の軸になっています。クッションが薄く、座面が広い。それ自体は悪くないですが、クラブスタイルのルックスには合いません。個人的には、純正のタンデムシートのルックスも嫌いではないですが。(笑)
クラブスタイル系シートの機能的な特徴
- ホールド性:高いライザーを使った直立ポジションで 高速走行やロングツーリングをこなすため、 腰と太ももをしっかり固定するホールド性が重視されている。
- クッション性:長距離走行を前提にしているため、 高密度フォームやメモリーフォーム・ ゲル素材を内蔵しているモデルが多い。
- 座面の高さ:ステップアップシートと呼ばれる、 後部に向かって高くなる段差形状が特徴的で、 前方へのズレを防ぎ自然なライディングポジションをキープできる。
クラブスタイル系シートの素材・デザインの特徴
- 表皮素材はブラックレザーが定番で、クラブスタイルのハードな雰囲気と相性が良い
- ダイヤモンドステッチがもっともポピュラーなデザインで、多くのメーカーが採用している
- 通気性を高めるパンチング(穴あき)加工を施したモデルも多く見られる
- ステッチカラーをカスタムオーダーで指定できるメーカーが多く、自分好みの仕上げにできる
- 車体カラーや他のパーツと色を合わせてコーディネートするケースが増えている
- カーボンファイバー素材の表皮を採用したモデルも存在し、軽量感と高級感を両立している
シートを選ぶ時のPOINT
年式の確認を怠ると「買ったのに付かない」が起きる
ダイナのシート適合は大きく3つに分かれます。
- 〜2003年(1996〜2003年)
- 2004〜2005年
- 2006〜2017年
フレームやシートレールの構造がそれぞれ異なるため、この区分をまたいだ流用は基本的にできません。
また、FXDFファットボブやFXDWGワイドグライドは、他のダイナモデルとシートレール形状が異なるため、 「※FXDF、FXDWGは除く」みたいな記載がある場合もあります。
ゲルあり・なしで何が変わるのか
まず前提として、シートでお尻が痛くなる原因を理解しておきましょう。
痛みの主な原因は「体圧の一点集中」です。長時間同じ部位を圧迫し続けることで血流が滞り、痛みが発生します。
ウレタンフォームだけのシートは、ある程度体圧を分散するが、走行中のエンジン振動が加わったり、長時間のライディングでは特定部位への負荷が想定以上に積み重なります。 ここにゲル素材を加えると何が変わるか。
ゲルは体重を面全体で均等に分散する特性を持っており、圧力が一点に集中しにくくなります。またウレタンが吸収しきれない細かな振動をゲルが受け止めることで、長距離における疲労の蓄積を抑えられます。
実際にゲルありのシートにも乗ったことがありますが、お尻の痛みが全然違いました。ほしいメーカーのものにゲルありVer.が存在するかわからないので、乗り心地を優先する場合はゲルありのモデルがあるメーカーに絞ってから探しましょう。
ゲル入りシートを採用している主なメーカー
- 【Saddlemen(サドルメン)】
独自技術「Gel-Core」を採用。 メーカーは衝撃の直撃力を92%低減、振動伝達を最大50%カットと公表している。 通常のシートと乗り比べると、100km・200kmを超えたあたりから疲れ方の差が出始める。 ゲルありモデルとなしモデルで価格差が1〜2万円程度あるが、 ロングツーリングが多いオーナーには間違いなく投資に値する。
- 【Le Pera(ラペラ)】
「BIKER-GEL(バイカーゲル)」オプションを多くのモデルに設定している。 体温でゲルが馴染んでいく特性があり、乗り始めは少し硬く感じるが、走り続けるうちに体の形状に沿ってフィットしてくる。 座り心地の変化を楽しみながら育てていく感覚は、本革と組み合わさるとより顕著に出る。
- 【Whiplash(ウィプラシュ)】
高密度フォームにメディカルグレードのゲルを組み合わせた構造を採用。 「メディカルグレード」という表現通り、体圧分散の設計に医療用の知見が取り入れられており、 長距離でのお尻・腰への負担軽減に特化したつくりになっている。
中古でシートを買うコツ
為替の影響もありますが、ハーレーのパーツは全体的に高額です。
僕みたいな一般人が新品パーツでカスタムしていたら、理想形になるのはいつになるのか…
できるだけコストを抑えてカスタムを楽しんでいる僕からすると、シートも真っ先に削りたい部分のひとつです。
ハーレー乗りにはお金をかけることを惜しまない人も多く、シートも例外ではありません。
「取り付けてみたら自分の体に合わなかった」という理由で、使用感がほとんどない状態のシートがヤフオクやメルカリに出回るケースが思いのほか多い。
定価の半額近くで落札できることもあり、状態さえ確認できれば中古市場は十分に狙い目です。
ただし、いざ欲しいシートが出品されたとき「これは安いのか高いのか」の判断がつかないと、買いそびれたりその時の感情で逆に相場より高い金額で入札してしまう。
僕自身、オークションに慣れていない頃は感覚だけで判断して何度も買い逃した経験があります。
そこで活用したいのが落札相場を調べられるサービスです。
事前に相場を把握しておくと「○○円までなら入札する」という判断基準を持てるようになります。
その場の勢いや感情に流されず、自分が決めたラインを守って入札できるようになったことで、
僕はパーツ購入のコストをかなり抑えられるようになりました。
欲しいシートが出品されたときに即座に動けるよう、気になるモデルの相場だけでも先に調べておくことをおすすめします。
中古でシートを買う前にチェックしておくこと
中古を購入するときは、「ダイナ用」だけではなく、何年式の車体に着けていたのかなどをしっかり確認してから購入しましょう。
- 適合の確認
- 素材の確認
- 購入元
この3つは購入前によく調べておきましょう。
シート交換で失敗しないための注意点
適合年式を必ず確認する
ダイナ系のシートは大きく「1996〜2003年式」、「2004・2005年式」「2006〜2017年式」で取り付け穴の位置が異なります。年式ごとにフレーム形状が変わっているため、シートを購入する前に自分の車両の年式を確認してください。
LePeraキックフリップはFXDB(2006〜2017年)に適合していますが、FXDWGやFXDXなど古いモデルは別品番になります。購入前にメーカーの適合表を確認するのが確実です。
余談ですが、過去にちゃんと適合パーツを買ったけどスムーズにつかないということもあります。
これは、適合が間違っていたわけではなくアメリカ製品ゆえの出来事でした(笑)
新品のシートはフェンダーに沿って形がついていないため、最初は少し力がいることがあります。
シートレールの有無を確認する
ダイナのシート交換は比較的シンプルで、後部のボルトを外してシートを後ろにスライドするだけで取り外せます。
ボルトを外す際はネジ穴がなめないようにサイズの合ったドライバーを用意しましょう。
もともとソロシートの場合はボルト取り付け部分を後ろの穴に変えるだけで装着可能です。
ハイバックの高さとハンドルのバランスを見る
ハイバックのシートにアップライズド(高め)のハンドルを合わせると、乗車ポジションが腕を上げすぎる形になることがあります。シートのバックの高さと、ハンドル位置・ライザー高さのバランスを合わせて考えると完成度が上がります。
僕の場合はハンドルの高さを、ライザーの延長で調整しています。
シートカスタムと合わせてしておきたいこと
ハーレーのシートはボルト一つで交換可能ですが、それ故に盗難のリスクもあります。
せっかく高いパーツを購入したなら、ドレスアップとセキュリティ対策をすることをおすすめします。
シートメーカーで紹介していた【Saddlemen】のシートボルトは、見た目もシンプルですっきりするだけでなく、セットのトルクスレンチがなければ外せないので盗難防止にも役立ちます。
シートを購入して終わりではなく、それを守るための対策までしておくことで盗難を防ぎ、結果的に安くで済ませることができます。
賢く安いパーツを探して手に入れましょう!

