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FP4のオートチューンができない?公道で全域チューンが無理な理由と正しいやり方

yukiya_96db

オートチューンやってみたけど、全然埋まらない……

これは、FP4のオートチューンをやった人が最初にぶつかる壁だと思います。

もし1マスも埋まらない場合は何か原因があるので下の記事から原因を追究してください。

結論から言うと、これは故障ではなく当然の出来事です。

公道で全ての回転域・全開域をオートチューンするのは構造上無理です。

でもそれで問題ありません。その理由を説明します。

FP4のオートチューンは3ステージある

FP4のオートチューンは3回に分けて行うことが推奨されています。
オートチューンをやりすぎると補正が狂うみたいなので、ベストな状況で3回おこなうことをお勧めします。

  • ①一般道
  • ②ワインディング
  • ③高速道路

この3ステージを走ることで、それぞれの回転域・スロットル開度に対応した燃調データを蓄積していく仕組みです。

なぜ公道でオートチューンが「できない」のか

ハーレーのビッグツインエンジンは、公道で使える回転域が限られています。

高速道路を車の流れに乗って走っても、回転数は3500回転前後・スロットルポジションも一定範囲に収まります。

一般道をゆっくり流す程度では、使う回転域はさらに狭くなります

つまり公道で全回転域・アクセル全開域のデータを取ることは無理です。3000回転以上・アクセル全開という状況は、公道ではまず発生しません。

それが「マップが全部埋まらない」原因です。

マップが全部埋まらなくて正常

ここが一番伝えたいポイントです。

マップのセルを完全に埋め切ることは絶対にできません。それが正常な状態です。

実際に僕のFXDBでオートチューンをやった結果、埋まったのは全体の6〜7割程度でした。

高回転域に近づくとAFRの数値が13.6で統一された状態になっています。

ここには技術的な理由があります。

FP4が使用しているのはナローバンドO2センサーです。ナローバンドセンサーは空燃比14.7(理論空燃比)付近しか正確に検知できない仕組みになっています。

AFRが13.6という濃いめの領域ではセンサーが「濃い」とだけ判定して止まってしまいます。つまりナローバンドO2センサーでは、AFR13.6の領域でオートチューンが機能しません。

だからこそ高回転域のセルが埋まらないのは仕様通りで、そこはベースマップの固定値に任せればいいです。

目指すのは「完全に埋める」ではなく「普段走る領域を緑にする」ことです。

全開域がチューンできていなくても問題ない理由

ベースマップの段階で、全開域はある程度適切に設定されています。

常用域を超えた高回転・全開域は、すでに理想に近い空燃比に設定されていることが各所のデータで確認されています。

オートチューンで無理に全開域のデータを取ろうとする必要はありません。

オートチューン中スマホはどうすればいいか

これは多くの人が迷うポイントだと思います。

結論:ポケットに入れたままで問題ありません。

スマホホルダーがあれば固定して画面を確認しながら走れますが、必須ではありません。ポケットに入れた状態でオートチューンは正常に動作します。

しかし、最大限オートチューンを使いたい方はスマホホルダーの仕様をお勧めします。
FP4では、スロットル開度と回転数をリアルタイムで見れるのでおすすめです。
※画面に気を取られて前方不注意にならないように気をつけてください。

スマホホルダーはナビ使用時にも役立つのでそれなりのものを買っておいて損はないです。

数種類使いましたが、これが一番おすすめです。
中途半端に安いものはハーレーの振動に耐えられず、落下して画面が割れた経験があります。。

正しいオートチューンのやり方

マップのセルを「緑」にしていくイメージで走ることが重要です。

  • 近所の一般道で低回転域のデータを取る
  • 好きな裏道やワインディングで中回転域のデータを取る
  • 高速道路で中高回転域のデータを取る

この3パターンをまんべんなく走れば、常用域はほぼカバーできます。

なおAndroid版アプリでVEを直接編集できる場合に限り、リーン(燃料が薄すぎる状態)を恐れて燃料を少し濃いめに意識してセッティングするのも有効です。

オートチューンをやる意味はあるか

ベースマップを変更するだけでも明らかに改善します。

オートチューンを行うとさらに中間加速に厚みが出ます。アフターファイヤーが減ります。低速のギクシャクがなくなります。

「やらなくていい」ではなく「やった方がいい」という位置づけです。完璧を目指さなくていいです。常用域が緑になっていれば十分機能します。

マフラーを交換するたびに自分でセッティングを更新できるのがFP4の強みで、その作業の中心がオートチューンです。

まとめ

FP4のオートチューンで全回転域・全開域をカバーするのは公道では無理です。でもそれは仕様の範囲内で、問題ではありません。

マップが6〜7割埋まって常用域が緑になっていれば十分機能します。

「全開域がチューンできていないから意味がない」ではなく「常用域がしっかり調整できていれば十分」という理解で使うのが正解です。

スマホはポケットに入れたままで問題ありません。難しく考えずに普段のルートを走るだけでいいです。

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